品格

人の品格について、思考を巡らせると、自分では気がつかないうちに、「品の良い人」は結果として「利他」を実践しているように思います。逆に「品の悪い人」は「自己中心」を実践していると思います。

「利他」とは、他人を利する行動で、かつ、見返りを求めない行動です。単に、他人を助けるとか、支援するとかの狭義の意味合いではありません。例えば「八正道」の一つである「正語」とは、「相手の状態をよく観察し、今、その人にとって一番良い言葉をかけてあげること」です。「品の良い人」は、自分では気がつかないうちに「利他」を実践しているので、人に意見したり忠告したりする際には、相手の状態をよく観察し、その人にどのように話しをしたらよいか考えてから話すでしょう。

「品の悪い人」は、相手の状態をよく観察せぬまま、自分が感じた不快感を、そのまま口にするでしょう。「自分が不安」だから、「自分の気分が悪い」から誹謗中傷という発言をしてしまいす。つまり「利他」ではなく、「自分のため」の自己中心的な行動です。人に意見をしているつもりが、実は、自分のストレスを発散しているということです。自分のための発言であって、相手のための発言ではないということです。
会社で上司から叱られたとき、同僚の前でひどい叱責を受けたということはよくある話ですが、これは上司自身のストレスを発散させているだけで、部下のためになっていないということです。品の悪い上司ですね。品の良い上司は、部下をよく観察し、部下のために、仕事がうまくいくようにアドバイスする上司です。叱責の中に、「思いやり=慈愛」の心があれば、自然に部下の心に届くでしょう。

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